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むずむず脚症候群
*どんな病気?
足の違和感から、足を動かさずにいられなかったり、眠れなかったりする病気です。お子様の100人に2〜4人がこの病気と言われます。患者様の多くが6歳前後に症状を訴え始める印象があります。
以下の4つの内いくつかの症状が見られます。
- 脚の表面ではなく内部に「くすぐったい」「火照った感じ」と表現される不快な感覚が起こり、足をゴソゴソ動かしたり、叩いたり、歩き回らずにはいられなくなる。
- 安静にして横になったり、座ったりすると症状が出てきたり、強くなったりする。
- 脚を動かすと不快な感覚が軽くなったり、無くなったりする。
- 夕方から夜に症状が強くなる。夜の症状のために睡眠障害を起こすこともある。
*お子様の症状の訴え方
むずむず脚症候群の症状を伝えるのはとても難しく、大人でも周りの人に理解してもらえなかったり、お子様では落ち着きのなさや多動と間違われることもあります。どうしようもないもどかしさを周囲に理解してもらえず、精神的苦痛が増してしまうこともあります。
以下の訴えがあるときは、むずむず脚症候群を疑ってみると良いかもしれません。
お子様は症状を以下のように表現することがあります。
- 足が痛い
- 足が痒い
- 足が熱い
- 足が気持ち悪い
- 虫が這っているよう
- 誰かが触っている
- モニャモニャする
- シュワシュワする
- 棘が刺さっているみたい
また、夜寝る時に以下の様子が見られることがあります。
- 足を布団やベッド柵にこすりつける
- 足を絶えず動かす
- ずっと足を触っている
- ずっと足を掻いている
- 足のマッサージをしてほしがる
- 足が痛いと訴える
- 不機嫌が続く
*むずむず脚症候群を疑ったら
むずむず脚症候群の診断ができれば、生活の調整やお薬で症状が改善することも多いです。気づいた時は対応可能な小児科に相談すると良いでしょう。どの病院を受診すればよいか悩むこともありますが、当クリニックで初期対応可能ですので、お困りの際はご相談ください。