おたふくかぜ

*予防接種がおすすめです

おたふくかぜは、「流行性耳下腺炎」や「ムンプス」とも呼ばれます。冬から夏まで流行します。現在、予防接種は任意接種なのですが、重い合併症を引き起こすことがあるので、ワクチン接種がおすすめです。

*どんな症状?

耳の後ろから下顎にかけてある、唾液を出す唾液腺という器官が腫れる病気です。赤く大きく腫れるので、見るだけで腫れているのがわかります。食事をしたり、唾が出るときに痛みを感じます。熱が出ることもあります。

発症して1〜3日が一番腫れます。長くても1週間経つと腫れも目立たなくなり、症状が落ち着きます。軽症で済むことが多いですが、時に「無菌性髄膜炎」や「脳炎」「膵炎」「精巣炎」「卵巣炎」「難聴」を合併することがあります。

*原因は?

ムンプスウイルスというウイルスが原因です。飛沫・接触感染でうつります。潜伏期間は2〜3週間と長いです。

*自宅でできる対策

・対症療法を行います
おたふくかぜには特効薬がありません。症状に合わせてケアしてあげましょう。腫れた顎が痛い時は、冷やしたり、鎮痛薬を使います。また、酸っぱいものなど、唾液がたくさん出るものを食べると、顎の痛みがより強くなりますので、酸味のあるものは避けるとよいでしょう。

・感染対策はマスクと手洗いが基本です
飛沫・接触感染でうつりますので、感染予防の基本はマスクと手洗いです。鼻水のついたティッシュやオムツの処理には十分注意しましょう。入浴後や手洗いに使うタオルも感染源になりますので、共用は避けましょう。

・ワクチン接種が効果的です。
おたふくかぜにはワクチンがあります。現在は任意接種です。1歳を過ぎると接種できるようになり、4〜5年空けて2回接種します。

*登園・登校の条件

おたふくかぜの登園・登校条件は、発症して5日以上経過していることと、元気になっていることです。しっかり食べられるようになってから登園・登校しましょう。

おたふくかぜは、ほっぺが腫れて熱が出るというイメージですが、怖いのは稀に起こる合併症です。現在、効果的な予防はワクチン接種のみです。重い合併症の心配を減らすためにも、予防接種が推奨されています。

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当クリニックについて

千葉ニュータウン中央駅前の小児科・アレルギー科クリニックです。ご家庭やお子様の状況に合ったサポートができるよう努めます。お気軽にご相談ください。


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