手足口病

*どんな病気?

原因はエンテロウイルスとコクサッキーウイルスの一部です。感染すると、3〜6日の潜伏期間を経て発症します。症状は、発熱と、喉の痛み、口の中と手足に水ぶくれができます。膝や肘、お尻に水ぶくれが見られることもあります。
熱は3日前後で治まることが多いですが、喉の痛みから飲食が難しくなることがあります。栄養不足や脱水症を防ぐために、鎮痛剤を使いながら、少しずつでも栄養と水分を補給します。

*感染経路は?

飛沫感染、接触感染、経口感染と、感染様式は多様です。お口からウイルスが排出される期間は1〜2週間ですが、便からは長いと数ヶ月ウイルスが排泄されます。

*感染を確かめる検査はあるの?

現在、保険診療で手足口病の感染を確認できる検査はありません。
診断は、症状と経過から行います。

*合併症は?

稀に脳炎を起こすことがあります。意識の状態に不安があったり、痙攣をした時、ぐったりしていたり、顔色が悪い時など、心配な症状がある時は、小児科で相談しましょう。

また、原因ウイルスによっては、爪が変形したり取れてしまったりすることがありますが、多くの場合は、手足口病が治ると徐々に元に戻ります。

*治療法は?

残念ながら特効薬はありません。解熱鎮痛薬で少しでも症状を抑えて、栄養と水分を補給しながら、自分の免疫力で治るのを待ちます。栄養不足や脱水症を起こすと、顔色が悪くなって、元気がなくなり、気持ち悪くて口に何も入れられなくなります。このような場合は、点滴で栄養と水分を補う必要があります。気になる症状がある時は、小児科で相談すると良いでしょう。

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当クリニックについて

千葉ニュータウン中央駅前の小児科・アレルギー科クリニックです。ご家庭やお子様の状況に合ったサポートができるよう努めます。お気軽にご相談ください。


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