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夜尿症(おねしょ)
5歳以上のお子様で、月に1回以上のおねしょが3ヶ月以上続く時に夜尿症といいます。
夜尿症は、小学生の10〜20人に1人いると言われています。
夜尿症があると、自信をなくしてしまったり、学校生活や友人関係に影響を与えることがあります。
*原因は?
寝ている間に作られる尿の量が多すぎたり、膀胱に尿を十分ためられないことが原因になります。夜尿症の場合は、膀胱が尿であふれそうになっても目覚めることができないため、尿もれをしてしまいます。
また、以下に当てはまる時は、他の病気が原因になっていることもありますので、ご相談ください。
- 今までなかったのに、突然おねしょをするようになった。
- 昼間にもおもらしがある。
- うんちをもらしてしまうことがある。
- 1日8回以上おしっこをする。
*夜尿症は治るの?
夜尿症は、成長するにつれて治っていくことが多いですが、いつから減るかは個人差があります。小学校卒業時にはほとんどが改善します。ただし、1週間に3回以上の夜尿がある場合、自然には治りづらいと言われています。
年齢が上がると外泊行事も増えるので、小学校低学年でも夜尿が減らない時は、一度小児科医に相談すると良いかもしれません。
*治療について
生活改善や薬物療法、アラーム療法で治療することができます。
半年治療を続けられると、約8割のお子様の症状が改善すると報告されています。
治療には少し長い期間腰を据えて取り組む必要がありますので、ご家庭がお忙しい時期に治療を開始するのは避けた方が良いかもしれません。小学校入学後もおねしょが続いていて、ちゃんと通院して治したいと考えている時は、先行き1〜2年程ご家庭が落ち着いている時期を見計らって治療の相談をすると良いでしょう。