発熱について

*発熱とは
わきの下で37.5度、鼓膜(耳)で38.0度以上を発熱と考えます。発熱はウイルスや細菌が増えるのを抑える身体の防御反応の一つです。お子様の身体には負担がかかりますが、42度までであれば(42度を越えても長く続かなければ)脳を壊したりしませんので、あわてる必要はありません。

*熱の高さより機嫌の良し悪しが大事です
高熱だからといって重大な病気であるというわけではなく、また、あまり高くない熱だからといって軽い病気とは限りません。「発熱の原因が何なのか、何の病気なのか」が大切です。

熱がある時は、機嫌の良し悪し、食欲のあるなしなどを観察すること、つまり、熱以外の一般状態が良いか悪いかが大事です。

例えば、機嫌が悪くあやしても泣き続けている、顔色が悪い、皮膚の色が悪い、意識がもうろうとしている、痙攣した、おしっこが減った、おしっこの色や匂いが変だ、などの場合は急いで受診してください。逆に、熱は高くても食欲があり、笑ったり遊んだりできる場合は重大な病気が隠れている可能性は低いと考えられます。

*発熱した時はどのようにすれば良いでしょう?
厚着にすると、熱がこもって具合が悪くなる(うつ熱と言います)ことがあるので、厚着は禁物です。寒がらない程度に着込み、掛け物は最低限にするのが無難です。寒がらなければ、氷枕やアイスノンで身体を冷やした方が良いでしょう。

また、水分と炭水化物(ジュースやアイスなどの甘い物や米、麺、乳児ならミルクや母乳)を十分に与えてください。お子様が生後3ヶ月未満であれば、家で様子を見ずに、すぐに受診してください。

*解熱剤の使い方
アセトアミノフェン(解熱剤)は生後6ヶ月を過ぎれば使えます。ただし、解熱剤は熱を4時間前後下げてはくれますが、病気を早く治す効果はありません。ですから、仮に39度の熱があっても、お子様が元気にしていれば、無理に解熱剤を使う必要はありません。

また、解熱剤は効果が一時的なので、使うタイミングは、食事・水分補給・睡眠前などの体力を回復させるイベントの前に補助的に使用するのがオススメです。

(例外として、熱性けいれんがあるお子様は、アセトアミノフェンを積極的に投与することで、けいれんが起こりづらくなるので、起きている間は4〜5時間置きに投与するのが良いでしょう。)
*熱が下がらない場合は、2〜3日毎に受診していただきます様お願いいたします。

診療時間

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当クリニックについて

千葉ニュータウン中央駅前の小児科・アレルギー科クリニックです。ご家庭やお子様の状況に合ったサポートができるよう努めます。お気軽にご相談ください。


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