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ぜんそく
*こんな症状があるときは「ぜんそく」かもしれません
- 咳き込んだ時に、胸からヒュウヒュウ、ゼイゼイという音が聞こえる。
- 寝入りばなや朝起きた時に咳き込む。
- 熱や鼻がないのに咳だけが7週間以上続く。
- 夜咳き込んで目が覚めることがある
- 運動したり、大泣きをすると咳き込むことがある。
- 病院で何度か「ぜんそく気味かもしれない」と言われたことがある。
*どんな病気?
正式には気管支喘息と言って、慢性的に気管支の粘膜が炎症をおこす病気です。呼吸困難や喘鳴(ゼーゼーやヒュウヒュウ)、咳の症状を起こします。原因は様々ですが、風邪や低気圧、煙やホコリおよびダニなどを吸い込んだことをきっかけに、気管支にアレルギー反応が起こって発症するタイプが典型的です。他にも、気道の形、運動や薬剤、特定のウイルスなどが症状と関係していることもあります。
*治療について
当院では、小児気管支喘息ガイドラインに基づいた治療を、ご家庭毎に最適化してご提案いたします。ぜんそくの治療は、「発作時の治療」と「発作を予防する治療」の二本立てで行われます。発作が起きてしまった時は「発作時の治療」で対応し、最終的には「発作を予防する治療」で発作が起きなくなる状態を目指します。
「発作を予防する治療」では、毎日の内服や、場合によっては吸入を必要とします。長期間お薬を使用するのは、ご家族にとってとても心配なことですから、当院では、お薬を始める前に、お薬の詳しい説明、治療の見通し(どのくらいの期間投薬するのか)などを説明し、ご理解いただいた上で治療を行います。
*ぜんそくは治るの?
小児喘息の患者様の内、半分は思春期までに治ると言われています。治らないお子様も、ほとんどは「発作を予防する治療」で、普通に生活して発作が起こらない状態を維持することができます。発作の心配なく、通園通学してお友達と遊ぶ普通の生活がとても大切だと考えており、治療の目標です。
「発作時の治療」をしなくても治るような小さな発作でも、時々発作がある状態が続くと、成長発達に悪影響が出たり、徐々に肺の機能が障害されていくことがあります。少しでも気になった時は、小児科で相談してみてください。